小寶 ‘杜間道のおまけ話’ |
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IKEDAのペッパーミル | |
挽胡椒。 お料理の仕上げに、見た目に香づけに結構な役どころ。 言わずもがな、引きたてが豊かですよね。 お料理している人も出来上がりを待っている人も、その胡椒が振ってでてくるものか、あのコリコリ という音とと共に振りかけられるものかで大分気分も違ってきます。 さてさて、美味しければ美味しいほど出番は増える胡椒挽。 是非お台所の見えるところにいてもらいたいです。 私は出しゃばらないすんなりした形が好きです。 日本で胡椒挽作っているところがあります。 株式会社IKEDA。 今の社長のお父様が始めました。 映画関係の仕事をやめて、ひどく突然始めたその仕事への凝り様は 「全く迷惑で訳が分からなかった」と奥様は思い出しては笑います。 始めはヨーロッパのモデルをお手本に。 その後、その挽味の向上を目指すうちに独自の設計でオリジナルの製品にたどり着きました。 今日本で作っているのは私が知る限りここだけ。 ですがそれを私たちがあらゆるところでそう簡単に手に取って見ることができないのが現状です。 今、主にお使いなのはプロの方。 挽き心地がいいそうです。 ひっくり返して金具を見ると、その精度の高さは流石だと頷けます。 支え心地、回し心地。 日本人の手には丁度いいように思います。 見える木目の出し方もなどこか日本的。 外国製に負けないように頑張って安く作っています。 知ってください。 使ってください。 日本の胡椒挽。 私は20年以上使っています。 今度は白胡椒用と金具が錆びにくいステンレス製の岩塩挽を買いました。 みわ記 2014 8月 |
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